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秋の就職説明会レポート

2016年11月8日

 

 2016年10月22日(土)、秋深まる同志社大学今出川校地の良心館にて父母会を開催させて頂きました。父母会の行事も後半に入り、就職説明会当日は就活に対する皆様の関心の高さもあり、347名のたくさんの御父母の参加を頂きました。

 

説明会は3つのテーマに分かれ講演いただきました。

山川会長の挨拶に始まり、続きまして経済学部長 新関教授に以下のご挨拶をいただきました。
・就活スーツを着て突然始まるお子様の不可思議な活動を把握するためにも本日の説明会を御参考にして頂きたいということ。
・就活の面接は第一印象が重要で、本人の目の輝き、内面の輝きなどがとても大切であること。
・就活は恋愛と同じで企業と学生とのマッチングが重要であり、うまくいかないからといって人格が否定されたわけではないので精神的に落ち込む必要は全くないこと。
・就活は勝組負け組の差がはっきり現れ、長引くことも有るので御家族の精神的な励ましやサジェスションが大切であること。
・就活には交通費等の出費がかさむので金銭的な支援も大切であること。

 

 

講演1では

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「知っておこう!就活の仕組み ~採用の裏側を理解し、子供とどう接するべきかを考える~」というテーマで株式会社リクルート キャリアフェロー(特別研究員)海老原 嗣生様に以下6つのサブテーマに沿ってお話をいただきました。
・人気企業とはどれだけ狭き門なのか。
景気不景気の問題でなく人気企業はいつも狭き門である。民間人気企業100位に入れる割合は同志社の場合だいたい4人に1人程度。
・就活で関関同立クラスが一番疲れると言われる理由。
 関関同立の場合、就活でプレエントリー、説明会、面接へと進む方が多くこの繰り返しが何回もあることになります、受かりそうで受からないので関関同立の方は疲れる。
・人気企業を落ち続ける学生の就活スケジュール。
就活の場合、企業の相場観がないので無謀な挑戦が続く、大手志向が無くなり現実的な企業探しが始まるまで半年近くかかる方もおられるとのこと。
経団連に入っている企業やそれに近しい企業は3月オープン、6月面接というスケジュールで、それ以外は1月、2月以前には始まっているところもあります。面接は5社で肩慣らし、10社で上達し心の余裕がもてます。2016年の就活必勝対策として、特に外資、ベンチャー等はスケジュールが早いのでそこで面接等の慣らし運転をし、絶対に大手にという方には逆転の発想としてBtoBの準大手や冠系大手グループ会社を先に応募し内定を取りやすい内に決めて精神的な余裕を持ち大手に臨むという方法もあることなど。

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・合う会社、合わない会社。
企業によってほしい人材は違います。企業の分析(企業は資料上の5軸で分解)をしっかり行い、その会社の社風と自分がマッチするかどうかを判断することが大切であること。
・企業は面接で何を見ているか。
 嘘をついて成りすましても企業は面接で大抵見破ります、仮に合格できても入社後に苦痛を感じることになります。  まずは、あなたはどんな人なのか?をしっかり話すことが大事。  親こそ子供の個性を良く理解しているはず、らしさを表すエピソードを用意してあげる。
・らしさのヒント。
あなたらしさはあなたの短所や欠点の裏返しであるこが多い。 欠点の克服の過程が「らしさ」のヒントになることが多い

 

 

講演2では

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「同志社大学の就職状況とキャリア支援」というテーマで同志社大学キャリア支援センター所長 柳井 望様に以下の内容ついてお話いただきました。 2015年度の学部、研究科別就職状況、業種別の就職状況、就職者数上位30社、経済学部就職先企業、出身地・就職先別進路状況、就職活動のおおよその流れ、就職支援のセミナー講座等の概要について。
 自己分析や業界研究・業種研究・企業研究のためのセミナー・ガイダンスへの参加の大切さが良く理解できるお話でした。また、お持ち頂いた講演の資料の巻末には新島先生のお言葉や大学設立の旨意の抜粋などもあり個人的に大変興味深いものでした。

 

 

 

講演3では

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「昨今の就職事情 ~保護者に期待される役割とは~」というテーマで株式会社マイナビ副編集長 藤原 武史様よりお話いただきました。 内容は以下の4つのサブテーマに沿って進められました。
・就職環境について
昨今の就職環境はリーマン前に近く企業の採用意欲は今非常に高いが、ただ大手は依然として狭き門であること。
・就職活動の全体像
エントリーシート、適正検査、筆記試験、グループディスカッション、集団面接、個人面接など選考方法が複雑化している今と昔の就職活動の違いについて。
・就職活動のポイント
就職活動は短期決戦のため準備を早めに始めることが大切であり、就活の流れの中で自己及び企業分析をしっかり行い、自己の長所・短所が企業で生かせるかどうかを判断することが、後悔しない企業選びのポイントであること。
・ご家族に求められる支援
意志決定時の保護者の影響力は大きい。やりたい仕事が見つからない、自分の強みがわからないなど就活生の悩みについては保護者の皆様によるアドバイスが有効である。 ご家族がよき相談役になることが大切である。

 

 

 3つの講演を聞かせていただき、就活では本人が自己の分析をしっかりし、企業の社風を分析し、自分をごまかさず表現することの大切さや、親は子の本人らしさのヒントを一番知っている存在でありアドバイス出来る、ということが分かりました。 最終的にもし駄目であったとしても、人格が否定されたわけではなく「あっていない」「落ちて本望」と思うこと。本人と企業とのマッチング、相性が一番大切である、など貴重なお話を伺うことができました。

 

  最後になりましたが、お忙しいなかご参加いただきました御父母の皆様、先生方、そして父母会秋の就職説明会を開催するにあたりご協力いただきました事務室、事務局の皆様に感謝申しあげます。

                              

 

副会長 丹羽 一之

 

お問い合わせ

同志社大学 経済学部父母会

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