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春の就職説明会レポート

2017年6月6日

若葉の候、2017年5月6日(土)同志社大学今出川校地の良心館にて父母会を開催させて頂きました。

 

説明会は3名の講師をお招きし講演が行われました。

 

 

◆講演1「増え続ける入社後のミスマッチ~学生と企業のすれ違い~」

 講師 ㈱インテリジェンス  コーポレート人事統括部 新卒採用部ゼネラルマネジャー

    佐藤 裕様

 

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 時代は刻々と変化しますが、現況は、内定の取りやすい時、就職活動の目的を内定を取る事ではなく、本当に自分に合った仕事を探すことが企業とのミスマッチを防ぎます。
 というのは、この20年間の入社後3年以内の離職率が35パーセントと常に変わらないので、企業と学生の間にミスマッチが起こっていると考え、就活の方法を変えたらいいのではないか、また、行きたい企業ではなく、自分が行くべき道、やるべき事に変更するとおのずと見えてきます。

 企業側が離職率を下げるために、今までの体験・経験重視の選考方法から、社会人基礎力(印象力、コミュニュケーション能力、空気を読む力、論理的思考、伝達力、理解力)を意図的に伸ばしている学生を選ぶことにしているようです。

 

 これからの日本はどんどん変化していくことが見込まれるので、未来を見据えた就活を考えるようにしましょう(人口減少、少子高齢化、労働人口の減少、AIの登場、グローバル化など)。

 

学生たちに今アドバイスすることは。

メディアだけで判断せず、意図、目的のある活動をし、社会が求める能力開発をすること。

 

就職活動の準備として4点をあげられました。

1.この先日本がどうなるか理解すること
2.社会とつながること。
3.社会人基礎力を伸ばすこと
4.時代にあったライフデザインをする
 

 学生が社会人基礎力をどのように意図的に伸ばしたのか説明できるように準備しておくように。「未来志向でどんな力を身に着けたらよいかを考えて行動すること」と最後にまとめられました。

 

 BSジャパン毎週金曜夜11時放送「ジョブレポ」に友近さんと一緒にご出演されています。興味のある方はご覧ください。非常にスピード感のある熱意のある講演でした。

 

 

◆講演2・・・・・「就活のストレスをもつこどもたちの力になれる親になる」
 講師:合同会社エデュセンス 代表 奥村みずほ氏

 

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 講演者は、現在アートを通して子供の表現力を育てる活動を行っておられます。ストレスを持つ子供にどうかかわっていけばいいのかアドバイス頂きました。

 

 4つの色(赤、黄色、緑、ピンク)から好きな色を選び性格をタイプ分類して、親子の関わり方を教えていただきました。半分は占いで、半分は心理学だそうです

 

赤の太陽を選んだ人は 決断タイプ(順位や点数、結果にこだわる、気合や熱意の根性論)

              

黄色の星を選んだ人は 創造タイプ アイデア豊富で創造性がある(気分にムラがある)

 

緑の木を選んだ人は  堅実タイプ 信頼できる責任と実行タイプ(基礎の反復が大好き)

 

ピンクのハートを選んだ人は 協調タイプ 優しい気配り上手(放っておけずかまいすぎる)

 

 

それぞれのタイプとのかかわり方

決断タイプ    派手にほめる。やったことをほめる。

創造タイプ   アイデアと個性をほめる。目の付け所、好奇心と面白さをほめる。

堅実タイプ   数字を使って具体的にほめる。努力した内容、達成した事実をほめる。

協調タイプ   寄り添って日々の努力に感謝、細かく様子を見てあげる。

 

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親子で自分がどのタイプか調べて、学生のストレスを和らげるよう教えて頂きました。

和やかな雰囲気の講演で、皆さん楽しんで聞いておられるようでした。

 

 

 

 

 

◆講演3・・・・・「幸せな働き方について」
  講師:ヤンマー株式会社  人事部 平井 俊介氏

 2011年入社 

 同志社大学、同志社大学院卒(文系)

1.ヤンマーの取り組み

会社紹介(農業機械、エンジン、船などの製造)

働きやすい環境 :例えば、イスラム教徒の社員の為に食堂にてハラルフードの提供や、社内部署移動希望を上司を通さずに提出できるなど

 
2.自身の経験から

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 入社した理由は、人々の生活の根幹を支えることのできる仕事・海外に関わる仕事・一緒に働きたいと思える人が多いこと。

 入社後の経験では、震災復興支援の仕事についたが、ミスをして自分の無力さを 実感するほどの窮地に立った時、周りの人々の支えと入社理由が支えとなり働き続けることができた。この時に人で会社を選ぶという選社軸は間違っていなかった。働く中で大切にしている価値観は変わってくるので社会人になっても自己分析は必要でしっかりと悩み自分自身で決断すること

 

3.現在の就活について

3回生の夏にインターンシップが実施、翌年3月に就活サイトがオープン

採用活動が本格化。6月ごろに内々定が出始めるのが基本的な日程

 

就活サイト以外のツール
①知るカフェ(同志社大学前にあります)オンライン採用からオフライン採用へ
学生は無料で飲み物が飲めます。カフェには多くの企業の人事の方がおられ直接会うことで情報収集。

 

②VISITS OB (OB,OG訪問をするサービス)登録するとOB,OG訪問できるサイト

 
③ニクリーチ
企業側から学生にコンタクトを取ります。おなかを空かせた学生に対し スカウト型就活(体育会系)食事できます

 

④オファーBOX(脱履歴書型)
学生は登録して自分らしさを表す写真や文章を載せる。企業側から連絡が来て会うことができる(ダイレクトリクルート)が増えている

 

就活で気を付けたいこと

 実際に働いている人達にたくさん会って入社後のミスマッチを防ぐようにしましょう。どのように会社に利益を生み出せるか意識し、決断した道で進むという覚悟を持つ事が大切です。

 

ご自身の就職活動と入社してからの失敗談を交え講演していただきました。

 

 

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 最後になりましたが、お忙しい中ご参加いただきましたご父母の皆様、先生方、ご尽力頂きました事務局の皆様に感謝申し上げます。

 

 

 

 

監事 小林 靖子

お問い合わせ

同志社大学 経済学部父母会

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