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岡山支部会レポート

2017年6月13日

 2017年6月4日(日)、今年度、同志社大学経済学部父母会岡山支部総会が、後楽ホテルにおいて、午後1時より開催されました。レポートは以下のとおりです。

 

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 当日は「晴れの国岡山」のとおり晴天に恵まれ、岡山駅から徒歩10分の途中にある西川緑道公園の緑も美しく、開催されていた地域のイベントも盛況の様子でした。

 定刻に支部長藤原が開会をお伝えし、本日の司会も務めました。

出席者は、大学より新関三希代学部長、宮崎耕教授、沼井事務長(以上父母会参与)、谷口事務局員をお迎えしました。父母会からは、日比野明子阪神支部長、飯尾玲子中部支部長、林貴美四国支部長、小林靖子監事、伊藤碧梨副会長が来られました。役員含め全体のご出席は25名で、四国や広島からのご参加もありました。

 また、パネルディスカッションとして、パネリストに株式会社天満屋 元治健太(げんじけんた)氏、株式会社トマト銀行 金森有哉(かなもりゆうや)氏、ファシリテーターとして、株式会社シーズの岡本捺希(おかもとなつき)様をお迎えしていることも、ご紹介いたしました。

開会宣言の後、日比野阪神支部長より、ご挨拶をいただきました。

 

 続いて、新関学部長よりご挨拶と学生生活のご紹介や、学業履修のお話がありました。

学生生活の様子は、ムービーの映像から楽しくわかりやすく伝わり、ご父母の皆様の緊張も少しほぐれた様子でした。学業のお話はシビアで、学生生活は楽しいけれど、本分は勉学であり、目的意識をもって学びを積み上げ、その結果として単位を取得し、卒業資格を得ることができるというお話で、父母にとっても身が引き締まる思いでした。

 

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 続いて、パネルディスカッションに移りました。司会はファシリテーターの岡本様にお願いして、お話に入りました。

テーマは「社会が求める人財とは~地元企業のリアルな声を聞こう~」というもので、岡山に馴染みの深い2社においでいただきました。

 会社紹介として元治様が、株式会社天満屋様は、岡山を中心に中国地方に7店舗を持つ、創業188年を迎える老舗デパートです。物を売るだけでなく、「地域の人を幸せにする」ことを考えています、と言われました。

 トマト銀行の金森様は、社長の高木晶悟(たかぎしょうご)氏が同志社大学ご卒業であることを紹介され、61店舗を持つ地方銀行で、社員一人一人が信頼関係を大切にし、社会貢献に力を入れている会社であることを話されました。

以下、一問一答形式ですので、表にまとめてみます。

 

質問 株式会社天満屋様 株式会社トマト銀行様
企業が求める人物像 人を幸せにしたいと思う気持ちがあるか。そのためにはホスピタリティ、コミュニケーション、創意工夫が必要だが、それを自分の言葉で語ってほしい。 組織の中で自分で考えて行動するためには、コミュニケーション力、自主性、感性が必要。特に感性は学ぶものではなく、磨くもの。
Uターン学生に求めること 事業創造する力。新しい企画や仕組みを作り、お客様にさらに喜んでいただけるように貢献してほしい。 親元を離れて培った自主性を、対応力に生かしてほしい。
最近の学生に対する改善点 スマートでコンパクトにまとまっているが、個性がない。自分らしさを出してほしい。一人一人の強みを出し、弱みをカバーすることが、組織力の強さにつながる。 個性を大切にし、自分の気持ちを表に出すための、自信をつけてほしい。高いチームワークの中で、個性を伸ばしてほしい。
地元で働く意義、やりがい 早く経営に関わることができ、チャンスもある。地元に恩返しができる。家族や身内を大切にできる。

自分の意見を言いやすい。

組織の管理者にもなれる。

企業選びのポイント、ブラック企業とは? 長時間労働について、社員に話を聞く。休みの日の過ごし方を尋ねることで、会社の様子が感じられる。上司との関係など、会社の風通しのよさを探ってみる。 その会社でやりたい仕事ができるか。合同説明会は企業発信だが、OB,OG訪問で自分から発信する。自分の足で歩き、確かめる。
学生時代にやっておくべきこと 何をしたかではなく、どうやったかが大切。今からいろいろ経験して、社員と交流してほしい。 いろいろな経験を積む。なんでも一生懸命やることが大切。

 

 

 以上のような質疑応答で、企業現場からの貴重なアドバイスをいただきました。自分も仕事をしている身として、上司がいつも、持ち味を生かして足りないところを補い合う組織は、厚みがあり強いと言われていることと通じるものがありました。

また、Uターン学生は、すべてを最初から自分で作り上げる経験をしており、その力と経験を組織の中で生かして働いてもらいたいと、企業が求められているように感じました。岡本様の質問も的確で、非常に参考になる回答をいただくことができました。

 ここでマイクが司会に戻り、支部長より委員登録のご案内をさせていただきました。登録していただくことで、父母会が身近なものとなり、情報も入りやすくなりますので、ぜひご登録くださいとご案内いたしました。

 

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 グループ懇談ですが、今後皆様が、コミュニケーションがとりやすくなるような話題を投げかけて、挙手をしていただきました。お子様の学年、お住いの地域(岡山県内の市とそれ以外の方、広島県の市とそれ以外の方、香川県の市とそれ以外の方、阪神地域、中部地方の方、など)。また、ゼミの名前を挙げて挙手していただいたり、お話しているとお子様が同じ高校ご出身の場合もありますとご案内しました。挙手の際にはお顔を拝見していただき、少しでも共通点が見つかり、お友だちになっていただけたらと思いました。

話題のきっかけを探していただいたところで、支部長から閉会宣言をして、無事2017年度岡山支部総会を閉会いたしました。

 その後、順次個人面談に移り、お待ちいただく時間は役員が入って席を移動し、個別にお話をうかがったり、グループでのお話を進めました。皆様非常に和やかで、あちこちで笑顔で談笑されたり、先輩ご父母にご相談される様子が見られました。

 

 岡山支部総会を開くにあたり、ご尽力いただいた大学関係者の皆様、また、お忙しい中ご遠方より駆けつけてくださった役員の皆様、そして何より岡山をはじめ近隣よりお越しくださった父母会会員の皆様、本当にありがとうございました。

皆様お一人お一人のお力で、会が滞りなく進み、有意義で楽しい集いになりましたことを心より感謝申し上げます。秋以降、本学でも全体の行事がいろいろと企画されておりますので、ぜひ父母会会員の皆様も、子どもたちのサポートとご自分の楽しみを両立していただけたらと思います。

 

副会長兼岡山支部長   藤原康子

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