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就職説明会レポート
2022年6月24日
6月17日、2022年度の春の就職説明会がありました。お忙しい中、たくさんのご参加ありがとうございました。
まず、九州支部長の岡本典彦より挨拶があり、続いて宮本学部長より
① 学生(子)とコミュニケーションをとるきっかけに
② 情報を元に、親が子をどのようにサポートしていけばよいか知るきっかけに
③ 父母間での情報共有の機会にしてほしい
と説明がありました。
今回は久しぶりの対面での開催として2部制で行われ、1部では(株)リクルート、リクナビ副編集長の松田和也様より「コロナ禍での就職活動」について講演が行われました。ご自身のお嬢様のお話をされながら、就職市場の現状やその変遷についてお話がありました。
まず、変わりゆく労働市場について述べられました。昔(親世代)とは花形の仕事もかわっており、製造業が減少し、介護やシステムエンジニア等の職種がふえていること。リモートで仕事をする働き方や時間など、働き方改革を含めいろいろな変化が起こっていると説明がありました。雇用形態においても終身雇用の時代ではなくなり、就職も次へステップアップできるように「自分に力がつく仕事はなにか」が基準になってきていることをお話いただきました。
また、経済成長率が良かった親世代と比べ成長率が低い今は、成功体験がないため自分に自信がない、やめたいと思うことも多くなっているとのことでした。コロナ禍で普及したオンライン面接は、今後も続いていくであろうとの予測でした。採用基準もあがっており納得のいく就職活動ができるように保護者としても新しい就職活動の現状を把握しサポートしていくことが大切だとのお話がありました。
親としてできるサポートとしては、決めるのは親でなく子どもであるということを念頭におきながら
①お金の支援
②ストレスフルな就職活動なため話を聞いてあげ、大丈夫と背中を押してあげる
③いろんな人に相談してみるようにアドバイスする
④情報が多いため正しい情報を大学で得る
ことが大切なポイントであるとのことでした。
質疑応答では、エントリーシートにこれは書いてはダメということはありますか?との質問がありました。
自己PRで目立とうと変わったことを書こうとする傾向があるが、パッとみてその人物を理解したいのが企業なので、1文を読んだらもっとその人を理解したくなるように前に結論を持ってくるようにするのが良いとのアドバイスでした。
2部のトークセッションでは、「コロナ禍以降の就職活動体験談」ということで5名の卒業生、在校生のリアルな活動についてと現在の仕事の満足度など就職してからの想いも聞くことができました。就職活動を始めた時期やどのようなことを重視し活動していたかなどとても参考になるお話でした。
今年度よりインターンシップでの活動情報を採用時に活用してもよいとの文科省の通達により、ますますインターンシップが重要になっていく傾向が予測され、就職活動が早期化していく可能性もあるとのことでした。参加された皆さんも自分とのマッチングを見るためにもインターンシップが重要との認識が高かったです。最も興味があったのは、就職活動中の親とのかかわりですが、親からアドバイスするということは全員なく、本人が報告した時や悩んだときに話をするというのがほとんどでした。聞いてくれるだけ、肯定してくれるだけで安心でしたと。子どもが話してくれるまで待つということが大切だとトークセッションを聞いて感じたことでした。
今後も、父母会にて情報の共有をさせていただきます。ぜひ次回もご参加お待ちしております。
副会長 井上奈々子
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