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就職説明会レポート

2023年6月27日

　2023年6月17日、同志社大学今出川校地寒梅館ハーディーホールにて「春の就職説明会」がハイブリッド形式で開催されました。

　井上父母会会長からの挨拶の後、宮本経済学部長から、現在は概ね対面授業になり、コロナ禍以前の学生生活に戻りつつあるとお話がありました。

　今回、株式会社リクルート　リクナビ副編集長の松田和也さまより「アフターコロナの就職環境について」と題して、コロナ後の就活生を取り巻く環境、保護者としてできるサポートについてご講演いただきました。

　現在、就職活動生を取り巻く環境は大きく変化しているようで、就職業種別では製造業よりサービス（ホテル・マスコミ・観光）・情報業（IT.エンジニア）の求人倍率が増えていると説明がありました。その他の業種では特に建設業、流通業での上昇幅が大きいようです。就職活動スケジュールとしては、３年次3月からの採用情報の広報開始までに準備を整えておく必要があり、対面・webを問わず3〜4月に面接を開始する企業が多いそうです。

　今後は人気企業も環境も変わってきているだけでなく、人選も変わってきており、職種によって採用したり、厳選採用を取り入れたりする企業もあり、仕事の難易度が上がっているとのことです。

 

　これからもオンラインの利便性は残るので、ご家庭のギガ数を増やして安定したweb環境を整えておくことも大事だということです。

　どのようなガクチカでも気づきや学び、目的意識があれば良いので、留学やボランティア、インターンシップなど、いろいろな人との交流で多様性を理解することも大切だそうです。

　有益な情報を持つキャリアセンターをぜひ利用して、今後の就職活動に活かしてほしいとのお話でした。

 

 
　第２部の講演は、株式会社ちいきおこし代表取締役の河野美知さま（2001年経済学部卒）より「人と人を繋いで、神話と歴史の町を再生するソーシャルビジネス」と題してお話いただきました。河野さまは大学卒業後、山陰中央テレビ局に入社、のち退職されて現在は松江でアンテナショップ「八百万マーケット」を運営するまちづくり会社を立ち上げておられます。商品プロデュースとして、地域のゴールデンパールメロンの商品開発、パッケージのブランド化、商品展開や特産品のお土産開発などに携わっておられます。

　空間プロデュースとしては、宍道湖でサンセットカフェを運営されています。「神話の国、しまね」を県内外に発信すべく奮闘され、今の時代に受け入れられる方法で地方の課題解決をしたいとの思いで取り組んでいらっしゃいます。

　キャリア形成を考えて、自分がしていて苦ではなく、個々の能力が発揮できることを大事にしてほしいとのお話でした。そして20代は好きで没頭できる仕事を見つけて、色々キャリアを積むことも大切であるとおっしゃっていました。

 

　島根に根を下ろし、地方から色々発信して盛り上げていこうとする姿にとても感銘を受け、また活躍されている姿がとても輝いておられました。

 

 

　ご父母の皆さま、ご講演いただきました皆さま、講演に関してご尽力いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。

 

副会長　　西澤　直子

 

　

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