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春の就職説明会レポート

2024年6月17日

 2024年5月18日、同志社大学今出川校地 寒梅館 ハーディーホールにて、父母会主催「春の就職説明会」が開催されました。

 

 まず、株式会社マイナビ様より、「現在の就職環境について~保護者のみなさまの関わり方~」というテーマでご講演いただきました。

 就職活動環境の動向は、売り手市場ながら企業規模や業界によっては楽観視出来なくなってきているとのこと。本選考エントリー後の短期間に複数社を同時並行するには、自己表現や企業研究などの事前準備が重要であり、面接は、最終面接を含め対面に戻る傾向にあるそうです。また、エントリーシートだけでは分からない人間性を見るため、履修履歴活用の面接を行う企業もあるとのことでした。

 インターンシップは、早期選考の内定を得るためだけでなく、企業を理解し、納得して一社に決めるための一つのツールとして参加いただきたいとのことです。

 ご父母の皆様には、お子様が1、2年次生から社会に対する興味を持ち、アンテナを張りながら世代の異なるコミュニティへ参加する背中を押してあげて欲しいと。そして、ご父母自身の仕事やキャリアの良い面悪い面、両方の視点やお子様の長所などをアドバイスいただきたいとのことでした。

 

 第2部として、2022年に経済学部を卒業された株式会社村田製作所の人事の方より、「就職活動の成功とは?」というテーマでご講演いただきました。

 自社の現状や取り組み、業界の将来性などお話しいただくとともに、就職活動では、企業の経営の安定性を測る利益率にも注目して欲しいとお話がありました。

 就職活動は人それぞれながら、自分を偽らず、自分の価値観とマッチする企業に入れることが大切です。大学時代は、自己分析の材料を集めることを意識して過ごし、失敗もしつつ、本気で取り組めるものを見つけて欲しいとのことでした。

 採用担当の側からは、失敗でも、取り組みの仕方、プロセス、それらをどう生かすかの過程をエントリーシートで見たいとのことです。

 学生時代に得られる情報はごく一部で、企業の30年後は予測不可能。しかし、未来を大まかに想像し、自身の経験や取り組みたいことを活かす企業に注視し、様々な業界、企業に目を向けて欲しいとのことでした。

 

 最後に、第3部として、今春、経済学部を卒業し、日本航空株式会社に就職された卒業生より、「自分自身の選択に自信を持ち続ける。~そのために出来ること~」というテーマでご講演いただきました。

 就職活動をどのように進めたか、就職活動スケジュール、具体的状況などをお話しいただきました。就職活動は人それぞれで、終える時期も含めて人と比較の必要はなく、悔いを残さず、自身の目指す結果とするには、コツコツ準備をすることが必要。ご自身がモチベーションを保てたのは、家族が責めず、怒らず、上手くいかなかった時も前向きな言葉をかけ、報告を待つ姿勢だったなど、陰の支えのおかげとのことでした。

 

 3つのご講演から、興味のあることへの挑戦や、取り組み、様々な交流はとても重要で、学生時代の経験は新たな視点や気づきを得るきっかけとなり、就職活動のみならず、社会に出てからも活かされ続ける貴重な経験になると言えそうです。

 学生の皆さまにとって納得のいく就職活動になるよう、今回の講演で得られた情報をご家族で共有し、ご参考にしていただけますと幸いです。

 ご参加いただきましたご父母、学生の皆さま、ご講演いただいた皆様、講演に際しご尽力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

 

副会長 堂裏千佳

 

 

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同志社大学 経済学部父母会

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