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京都観光レポート

2025年3月10日

千年の都「京都」を歩く　≣≣西陣≣≣

 

　寒さで体が凍みるような日ではございましたが、冬の京都観光が開催されました。京都の歴史や社寺史跡に精通した「らくたび」若村様のご案内にて、約40名のご父母の皆様と3.2㎞の散策を楽しんで参りました。

 

　はじめに同志社礼拝堂・クラークチャペルを見学し、横井学部長からプロテスタントの会堂における特徴についてご説明いただきました。

 

　次に、ご祭神に菅原道真公と徳川家康公を合祀する珍しい天満宮《霊光殿天満宮》を参拝しました。鳥居には「天下無敵必勝利運」と書かれた扁額が掲げられています。菅原道真公は学神としても名高いですが、災禍を鎮める御神徳もあるそうです。

 

　狩野元信邸跡、慶長天主堂跡を巡り、路地（京都では「ろーじ」と言うそうです）を抜けて《晴明神社》へ。

　晴明神社では一条戻橋の伝説について興味深いお話を伺ったり、厄除桃に自身の厄を撫でつけ、厄除祈願をしたりといつもと違った角度で晴明神社を満喫しました。

 

　お食事は江戸時代創業、御所の重要儀式の際にはお祝いの料理を整えてきた由緒ある料亭《西陣魚新》で素晴らしい有職料理を堪能し、和やかな会食の時を過ごしました。

 

　最後は京都きっての梅の名所《北野天満宮》へ。

　菅原道真公の祥月命日である2月25日は梅花祭が行われるのですが、今年は寒さの影響で、道真公が愛した梅はまだ蕾でした。「東風吹かば　匂いおこせよ　梅の花　あるじなしとて　春を忘るな」と詠った道真公の（左遷への）深い悲しみと望郷の想いに心を寄せました。

 

　解散と同時に白雪霙が舞い、とても幻想的でした。

 

　京都再発見と同時に、ご父母同士楽しく交流しながら有意義な一日を過ごすことができました。

　参加者の皆様、本当にありがとうございました。

 

　次回も素敵な企画をご用意して皆様をお待ちしています。

　　　　　　　　　　　　　　

 

副会長　森田　千穂

 

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