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春の就職説明会レポート

2025年6月13日

 2025年5月31日、同志社大学今出川校地・寒梅館ハーディーホールにて「春の就職説明会」を開催いたしました。当日は、オンライン参加の方も含め、多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。

 

 はじめに、Indeed Japan株式会社の森田友幸様より、「就職活動を取り巻く環境変化とサポートについて」と題し、ご講演いただきました。近年の労働市場の構造変化により転職が加速し、学生たちの仕事観やワークライフバランスに対する意識にも変化が見られることについて、具体的なデータとともに解説していただきました。特に、これから就職活動を始める3年次生に対しては、業界を絞りきれていない段階でインターンシップのみに固執する必要はなく、多様な説明会に参加し、まずは視野を広げることの重要性が語られました。

 また、保護者に向けては、進路決定において「傾聴」「見守り」「尊重」の姿勢で接してほしいこと。困難に直面した際は、情報が集まるキャリアセンターなどを活用し、学生が1人で抱え込まないようにサポートすることの大切さについてアドバイスをいただきました。

 続いて、経済学部の卒業生であり、現在は有限責任監査法人トーマツ大阪事業所にて公認会計士としてご活躍されている中野知紘様より、「公認会計士の魅力と合格の秘訣」と題してご講演いただきました。

 在学中に部活動を辞め、スクールに通いながら5900時間にも及ぶ学習を経て、合格されたご自身の経験をお話しされました。長時間学習の継続には「質より量」ではあるものの、適度な気分転換を取り入れ、勉強の時間をルーティーン化することが継続の鍵であると語られました。

 最後に、2025年3月に経済学部を卒業された、株式会社XIN(サインに)ご勤務の井上伽矢登様より、「中小企業ってぶっちゃけどうなの?〜リアルな就活と働き方の話〜」と題したご講演をいただきました。

 ご自身の就職活動の実体験を交えながら、中小企業の魅力や企業選びにおける視野の広さの重要性についてお話しいただきました。特に、ボランティア活動を通じて得られる成長や人とのつながりを“副産物”として前向きに捉える姿勢が印象的でした。

 今回の就職説明会を通じて、講師の皆様から共通して強調されたのは、「自分が熱中できることを見つけて取り組むこと」の大切さでした。また、保護者としての関わり方についても、「不安を包み込み、決めつけず、本人の意思を尊重する姿勢」が重要であると再認識する機会となりました。

 

 「春の就職説明会」の開催にあたり、ご協力いただきました各関係の皆様に心より御礼申し上げます。

 

経済学部父母会  井上 あけみ

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