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新島旧邸見学レポート
2025年10月31日
猛暑の夏も終わりを告げ、秋も深まり始めた10月25日、「秋の就職説明会」と同日開催で「新島旧邸特別公開見学」が行われました。これは同志社大学創立150周年記念特別企画のひとつでございます。当日は、募集定員をはるかに超える応募があり、父母会の委員の皆様の関心の高さがうかがえました。見学会は、経済学部長横井先生説明のもと、貴重な展示物の数々を拝見したのち、台所、食堂、書斎、応接間、茶室、様式腰掛式トイレ、風呂と見学しました。
同志社大学創立者である新島襄氏の「新島旧邸」の外観は、コロニアル様式でありながら、和に洋を取り入れた建築となっております。また、内部はフローリングで、当時としては画期的なサントラル・ヒーティングを設置しておりました。快適な生活ができるよう、寒い冬は室内を暖かく保ち、特に暑い京都の夏を、少しでも涼しさを感じて過ごすための工夫が、多く施されておりました。例えば、床を高くすることで風通しを良くしたり、屋根の庇(ひさし)を深くすることで強い日差しを遮ったりするなど、随所に細かな工夫を施された住まいとなっておりました。
邸宅内部は外観より広く感じられ、当時においては非常にゆとりある作りとなっておりました。また、今も大切に保存されている当時のままの家具や調度品の数々は、非常に洗練されたものばかりでした。モダンかつハイカラな造りの品々に、参加者の皆様は魅了され、憧れさえ感じるものばかりでした。1990年に、解体修理がなされたこともあり、保存状態もよく「貴重な体験ができましました」というお声をたくさんいただきました。
今後も同志社大学創立150周年記念事業はまだまだ続いてまいります。経済学部父母会の行事もまだまだ続きます。この先も皆様のご参加、心よりお待ちしております。また近いうちにお会いしましょう。
経済学部父母会 内田理恵
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