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就職説明会レポート

2015年11月27日

 2015年11月3日火曜日 今出川校地 寒梅館 ハーディーホールで313名のご父母が参加され、経済学部父母会行事 秋の就職説明会が開催されました。
今年度は、就職活動のスケジュールが3月解禁となったため、春と秋2回に分けての就職説明会の開催となりました。

第1部

講 演

「就職活動新スケジュール元年」~学生の状況と来年度の環境予測~

(株)リクルートキャリア就職ジャーナル編集長 大黒光一氏

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 初めに、よく言われることですが内定は、ゴールではなく会社に入って後生き生きと働けることがいちばん大切なポイントであり、スケジュールが大きく変わったことでどのようなことが起きたのか、大黒様も就職活動されているお子様がおられて本当に大変だったと自己紹介をされました。

講演内容としては

  • 就職とは民間企業を初め公務員、教員等進路選択は学生自身にとってその後の「生き方」に大きく影響を与えるものであり、特に最初の選択はとても重要であり学生自身が選択を理解して、自分の意思で決めることが大事である。
  • 就職活動の進め方に変化があり、以前は就職情報誌が学生宛てに送付された時代からWebでの就職情報発信へと変わってきている。又「内定するための選考」から「落とすための選考」に変化してきている。
  • 8月15日時点での大学生の内定(内々定)取得した割合は44.4%、10月1日時点では85.9%で前年同月の86.0%と同水準であった。6月末時点の内定取得者のうち9割は10月までに終了させたい、内定未取得者も、9割の学生が年内には終了させたい意向であり、企業側の採用活動も10月時点で約6割、年内で約8割が終了を希望している。
  • スケジュール変更の結果「広報開始」「プレエントリー受付開始」「説明会・セミナーピーク」「エントリーシートの提出」「WEBテスト」等が順次始まるスケジュールではなくすべてが3月に一斉に開始された。
  • 4年生の前期に就職活動がピークになったため前期の授業と就活の両立が難しくなり大手企業の面接開始直前の7月は試験実施月、卒業研究など学業との調整が非常に困難な状態で十分な対応ができなかった学生も多かった。就職はゴールではなく、社会人として生きていく上での第一歩、最後まであきらめず、最後の意思決定は自分でさせることが大切である。

などとても興味ある講演で本当にありがたいお話でした。

対 談

「社会に出てから活躍し続けるために学生時代に経験すべきこと、経験させるべきこと」

    リクルートワークス研究所 主幹研究員 豊田義博氏

聞き手:(株)リクルートキャリア 就職ジャーナル編集長 大黒光一氏

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 豊田様はリクルート入社後、就職ジャーナル、リクルートブック,Worksの編集長を経て、現在は研究員として20代の就業実態、就活、大学時代の経験、学習などの調査研究に携わっていると自己紹介されました。

  • 今時の若手社員は、まじめで優秀であるが社会に適応が出来ない新しいタイプが出現している。
    ・指示を待ち働きかけが弱く結果をすぐに求める・上昇志向が弱くあきらめが早い・責任を負うことを避ける・仕事以外で自分の時間重視。
  • 仕事の質的変化・上司の質的変化・職場の質的変化で、若手社員が「成長の危機」におかれている環境にある。
  • しかしこのような状況の中で会社・仕事に適応している人も一方では存在し、できる人は大学時代をいかに過ごしたかに起因する部分が大きいと思われる。
    ・学校での勉強、ゼミ、サークルなど色々な経験において大学生活を楽しみ充実し満喫しているか。
  • 専門力から基礎力へ環境適応性が重視される時代へ変化している。
  • 学生が良質な経験、学習が出来るようにするために親の十分なサポートが必要である。

学生にとって、社会人として適応し、活躍し続けるために大学時代をどのように過ごすか等大変参考になりました。

第2部

経済学部長 竹廣良司教授とゼミ生による、就職体験談

竹廣ゼミ4年次生
 宮澤帆南さん 芝田健人さん 柴田雅裕さん 田中希実さん
 瀧田彰子さん 樋渡蕎俊さん 小森雪菜さん 牧野奨麿さん

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  • どのような準備や情報収集をしてきたのか
    ・ゼミの先輩に聞く・キャリアセンターや学内のセミナーに参加する。
    ・企業の合同説明会に行く。
  • 就活塾の活用は
    ・文章やメールの書き方、面接の受け方など教えてもらって参考にはなったが、生かし切れるかは本人次第。
  • インターンシップに参加したか
    ・自分のやりたいことが見えてきた。レベルの高い人と接し勉強になった。
  • 大学での勉強はどうしたか、又生かされたことは
    ・就活をするうえで、一般教養の学びが必要と感じた。・学業と就活との両立が大変だった。
  • 家族に対して思うことは
    ・自分の考えを聞いてもらった、体調の気遣いや励まし、そして金銭面でのサポートは
    ありがたかった。
    ・家族にスケジュールを細かく聞かれた時は辛かった。
    ・就活に正解はない、本人がどれだけ納得出来ているか最後は自分が意思決定する。

など自分の考えをしっかり持たれた皆さんの生々しい体験談であり親は前向きな応援、信頼して見守ることが大切だと感じました。

最後に関係者の皆様にご尽力をいただき大変な盛会となりました。心からの感謝と共にここにご報告を申し上げます。

中国支部長 北川 恵子

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同志社大学 経済学部父母会

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