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岡山父母会レポート
2016年6月14日
平成28年6月11日(土)、本年も後楽ホテルにおいて、父母会岡山支部総会が開催されました。大学より宮崎耕教授、小藤弘樹教授、沼井事務長、尾崎係員に御来岡いただきました。父母会からは、山川恭美会長がおいでくださいました。また、就職に関するお話として、株式会社トマト銀行より、塩田英喜氏をお招きいたしました。
ご臨席の皆様のご紹介の後、山川会長、父母会参与の宮崎教授よりご挨拶いただきました。引き続いて宮崎教授より、「学業履修」についてお話をいただきました。 「学業履修」の前段階として、各学年の様子をお伝えいただき、子どもから離れた親として、大変ありがたく思いました。
1年次生は生活の立ち上げとして、地域を知り、授業、テスト、サークル、アルバイトに忙しいこと。2年次生は、秋学期から始まるゼミに向けて、8月に面接や成績による選考があり、勉学の専門性を決める大切な時期であること。3年次生は、経済の勉強が本格化するとともに、就職活動に向けて夏からインターンシップ(就職体験)が始まること。4年次生は、4月から6月が内定が出るピークであり、3年4年と親子での就職コミュニケーションと、親による物心両面にわたるサポートが必要であることをお話しいただきました。そのような生活をベースに、子どもたちが学業を履修していくが、卒業時に必要な最低履修単位数があり、成績評価をもとに作成されたGPA(Grade Point Average)と取得単位数が卒業基準の目安となる。送付される成績表と父母会会報の学業履修についてのページを、ぜひ参考にしてほしい、とのことでした。
次のお話は、「Uターン就職について」ということで、同志社大学商学部を平成17年に卒業された、株式会社トマト銀行の塩田英喜氏にご講演いただきました。塩田氏は、希望した同志社大学に入学されたが、4年間でやりたいことが見つからなかった。人気ブランドの企業を多数受けたが、就職氷河期の余波もあり厳しい現実。内定を得た企業もあるが、その仕事をする自分のイメージがわかないなど悩む中、お父様から「岡山に帰らないか」とお電話があった。お父様のお仕事で関係があったトマト銀行を勧められ、説明会に行ってみたところ、「人をつくり、人に尽くす」という企業理念に惹かれた。バイト先の店長の「大企業の歯車になるのか」という言葉にも考えさせられた。悩んだが、親は人生の先輩であり、子どもの幸せを考えない親はいない。親の言葉を受け入れてみようと自分で決めて、Uターン就職をされたということでした。
Uターン就職したところ、衣食住があることは、仕事で疲労した心身にありがたい。結婚して子どもができれば、孫を連れての親孝行もでき、困ったときには近くで助けられた。遠く離れていた旧友との絆も温めている。親子の関係も深まり、自分が親になったことで、親の無償の愛情を身をもって感じるようになった、とのことでした。
現在トマト銀行では、融資やご提案という形で、お客様の夢を叶えるお手伝いをしており、お客様の未来を創造する力になれることに、やりがいと喜びを感じている、と穏やかに話を結ばれました。
親として涙が出るような、率直で誠実なお話でした。我が子がUターン就職してくれたらと思うご父母には心強く感じられたことでしょう。また、Uターン就職でなくても、我が子の選択を応援し、幸あれと願う親心には変わりありません。これからも我が子に変わらぬ愛情とエールを送りたいと、皆様も感じられたのではと思います。
最後のグループ懇談では、机が前後の方と対面して、少人数でお話が弾みました。 名残が尽きないところで時間となり、無事岡山支部総会を終了いたしました。
その後希望者による個人面談があり、それぞれお尋ねしたいことやご相談に、先生方に個別に対応していただきました。
今回参加のご父母は14名で、山陰や四国、阪神方面からのご参加もありました。皆様、お忙しい中お集まりいただき、大変ありがとうございました。大学の様子や卒業後の進路のご参考、また、父母同士の交流の機会になっていれば幸いです。また、そのために、早くからご準備いただき、当日もご遠方よりおいでくださった、大学の先生方や事務局の皆様に、厚く御礼申し上げます。大変ありがとうございました。
岡山支部長 藤原康子
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