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秋の京都観光レポート

2016年11月1日

≪トロッコ列車でゆく保津川の渓谷美と天下の名勝嵐山を眺める名庭天龍寺へ≫

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 10月23日(日)ご父母の皆様と総勢60名で嵐山に行ってまいりました。父母会参与の横井先生も参加してくださいました。 日中は曇りで秋晴れとはなりませんでしたが、散策にはちょうど良い気候でした。

 

 

 

 

 

※JR嵯峨野線・馬堀駅~トロッコ嵯峨駅へ

 

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 午前10時、JR馬堀駅集合。今回案内していただくのは、株式会社らくたび 森 明子様。 全員の点呼後、10分ほど歩いてトロッコ亀岡駅へ向かいました。周辺はのどかな風景が広がっています。 トロッコ亀岡駅は、ここから保津川下りに向かう人もいるため乗降客も多く混み合っていました。外国人観光客も多かったです。 父母会で1車両貸し切っていましたので席の心配も無く座れました。保津川の渓谷を眺めながら25分ほどのトロッコ列車の旅です。窓から入る風を感じながら社内アナウンスを聞き、その景色を楽しみます。特に景色の美しい場所では、速度をおとしてくれます。写真を撮ったり、保津川下りの舟に手を振ったり、車内の記念撮影会もあったりしてトンネルをいくつか越えると嵐山に到着しました。 車窓は個人的には進行方向に向かって左側の席がお奨めかなと思いました。

 

※トロッコ嵯峨駅~天龍寺へ

 

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 終点嵯峨駅で下車し少し歩いた住宅地の中に後醍醐天皇の孫にあたる長慶天皇陵がありました。そこからすぐ近くの細い路地を入ると平安時代の大陰陽師 阿部晴明のお墓がありました。墓石や外柵の石に晴明紋という星のしるしが刻まれているのが印象的でした。 この辺は角倉(すみのくら)町というところで、地名は京都の豪商で保津川や高瀬川を開削した嵯峨出身の角倉了以の名からついたそうです。 路地を抜けると渡月橋が見えてきました。このあたりも観光客でいっぱいです。川沿いをしばらく歩くと小督(こごう)塚がありました。小督は平安末期に高倉天皇の寵愛を受け、平清盛によって二度も宮中を追放され出家しました。琴の名手だったそうです。
 その後、天龍寺へ向かい、境内にある篩月(しげつ)にて精進料理の昼食をいただきました。素材の味をいかし健康的でおいしいお料理でした。禅宗では食事も修行のひとつだそうです。よく味わっていただきました。 食事の後は、天龍寺の拝観です。ここでは特別名勝の曹源池庭園を鑑賞しました。池の後ろに見える嵐山を借景とした名園はすばらしく、その一体感に魅せられました。山はまだ緑でしたが、まもなく赤や黄色に彩られ、美しさを増すことでしょう。また、その景色も見てみたいと思いました。

 

※天龍寺~野宮神社へ

 

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 天龍寺北門を出るとすぐ目の前に竹林の道があらわれました。見上げるとまっすぐのびた竹の葉がとても美しく空に溶け込んでいました。もう少し人も少なく静かな中をゆっくり歩きたいなあと思いました。 竹林を抜けしばらく歩くと小倉池がありその近くに御髪神社がありました。日本で唯一の髪と頭の神社だそうです。皆様ご自身やご家族を思い、髪の健康をお参りされていました。
 参拝後、常寂光寺の前を通り、落柿舎を眺めながら野宮神社に向かいました。落柿舎前には広々とした畑が広がり茅葺屋根の草庵と畑の風景がどこか懐かしく、美しい風景でした。 小道に入りJR嵯峨野線の線路を渡ると最後の見学地となる野宮神社です。 野宮はかつて天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎宮が伊勢へ行かれる前に潔斎のため居住したところだそうです。クヌギの木の皮を剥かないまま使用する黒木鳥居は初めて見ました。小柴垣とともに日本最古の鳥居の様式を今に伝えているそうです。 縁結びと学問の神様ということで心を込めてお祈りしました。 嵐山の散策はここで解散となりました。過去の遠い時代に思いを馳せることができました。 関西在住の私にとって何度も行っている嵐山でしたが、らくたびの森様の詳しいご説明をお聞きすることでより魅力を感じ、また季節を変え訪れたいと思いました。


 秋の一日、食事や散策をご一緒することでご父母同士の交流も深まったのではないかと思います。 今回の京都観光ではたくさんのご応募をいただきましたが、全員の皆様にご参加いただくことができませんでした。そこで、来年2月の教育講演会の翌日(2月26日)に追加で京都観光を企画しております。詳細は追ってご連絡差し上げます。皆様のご参加お待ちしております。

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同志社大学 経済学部父母会

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