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京都観光レポート

2017年5月23日

 5月7日(日)新緑がまぶしい春の京都観光、千年の都『 京都 』を歩く トロッコ嵐山嵯峨野めぐりに、横井先生と67名のご父母の皆様、事務局の方とご一緒に参加しました。

 

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■トロッコ列車
  JR嵯峨野線・馬堀駅改札口に9時50分に集合し、徒歩で約10分、トロッコ亀岡駅10:29発⇒トロッコ嵯峨駅10:52着に乗車しました。

 狸の焼き物ファミリーがずらりと並んだホームでトロッコ列車を迎え、写真をパチリ。車窓から保津川の渓谷を眺めながら、時折見られる保津川下りの舟と手を振り合い、途中駅で下車する謎の鬼のパフォーマンスや、記念の写真撮影、車掌さんの観光案内、船でしか行けない旅館、星のや京都を車窓から眺め、爽快な20分間のトロッコ列車の旅を存分に楽しみました。 

 

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■鹿王院 

 トロッコ嵯峨駅を出発し、歩いて数分の場所に平安時代に活躍した陰陽師 安倍晴明の墓と、その奥の緑のこんもりとした南北朝時代の長慶天皇陵を後にして、室町幕府3代将軍・足利義満が創建した歴史深い禅刹、美しい新緑の庭園が広がる隠れた名所、春の特別公開中の鹿王院を訪れました。

 山門をくぐると、青もみじのトンネルが美しくまっすぐな石畳が続き、庫裏を入って廊下を抜けると嵐山を借景とした庭が広がり、義満筆の鹿王院と書かれた額が掛けられた客殿室内には夢窓疎石の書など4点の重要文化財が公開されていました。普明国師が亡くなる前日に書かれた筆は、少し傾きながらも後世に思いが込められた印象に残る一幅でした。

 左奥に進むと戦前の大スター大河内傳次郎が寄進した書院造りの結構な茶室を拝見し、回廊を渡り本堂を入って正面に釈迦如来と10羅漢、右手に当時の嵯峨野付近の巨大な絵図が掛けられ、応仁の乱以前の壮大な寺院の規模が伺われます。左手には義満像、後方に一周したら、廊下を進み舎利殿に向かいます。中央に四天王が守る厨子には、宋の国から手に入れた仏牙舎利が安置されています。

 仏牙舎利とは、お釈迦様の歯のことで、仏の説法が発せられる部分として仏舎利の中でも最も価値があり、お寿司のシャリの語源にもなったということです。とても貴重な拝観をさせていただきました。

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■渡月橋~京料理渡月亭
  名勝嵐山、大堰川にかかる渡月橋を渡り、散策で程良くお腹が空いた頃に、創業明治30年を誇る名料亭渡月亭にて料理人の技と心を込めた京料理を楽しみました。玉手箱の中に数々の美しく盛られたお料理は目に麗しく、ひとつひとつが個性的でとても美味しく会話も弾みました。会員さんがお得意の手品を披露してくださり、場も和みました。

 

 

■宝厳院

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  細川頼之が創建した寺、世界遺産・天龍寺の塔頭寺院、春の特別公開中の宝厳院では新緑が広がる獅子吼の庭を鑑賞しました。青々としたもみじの樹々のもと、しっとりと苔むした岩と風流な草木の間を水が流れ、せせらぎの中で小鳥が水浴びをしていました。散策路を進むと堂々とした大きな岩。このお庭のテーマの獅子が吼えている姿で鎮座していました。

 

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 午後3時に散策は終了しました。ご案内は今回も京都の歴史や社寺史跡に精通し、京都学講師としてご活躍の株式会社らくたびの皆様。常に全力であらゆる引き出しから知識を披露して下さり、プレミアムな時間を提供していただきました。

 

本年度もあと2回の京都観光を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。

              

副会長 山口 寿

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同志社大学 経済学部父母会

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