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京都父母会レポート
2017年8月3日
2017年度 同志社大学経済学部父母会 京都会場が、7月15日(土)、同志社大学今出川キャンパスで開催されました。
「父母会」には、全国各地から、約100組のご父母にご参加いただきました。
父母会 西垣副会長のご挨拶の後、新関学部長より、ご挨拶と学習履修のお話、学生生活について説明していただきました。
学業履修については、学年ごとの単位の取り方、成績表の見方等を教えていただき、学生生活は楽しいが、単位を取得し卒業資格を得る為に自分自身でしっかりと目標を決め、自立する事の重要性についてお話を伺いました。
成績表については、取得GPAで、現状、全体の何位ぐらいにいるのかがわかり、非常に身の引き締まる思いの内容でした。
大変詳しく丁寧なお話を伺う事により、今後、子供の為にできるサポートについての参考になったと思います。
学生生活については、映像により授業風景やバイト・サークル・ゼミ等の様子を紹介していただき、同志社大学経済学部に入学して良かったと感じる場面でした。
続いて、講演1「京の夏祭り 祇園祭 絢爛豪華な山鉾が都大路をゆく」をテーマに、株式会社 らくだび 代表取締役 若村 亮様より講演いただきました。
「祇園祭」
祇園祭は、貞観11(869)年に大流行した疫病の退散を願って始められ、天禄元(970)年からは毎年行われるようになり、室町時代、商工業で力を得た町衆の手によって祇園祭が運営されるようになり、安土桃山時代には豊臣秀吉によって、数町から成る組織で山鉾を運営する「寄町制度」が制定され、祇園祭は豪華絢爛な盛大な祭りに発展し、華麗絢爛な大型山鉾が都大路を巡行するようになった。
また現在の祇園祭の33基の山鉾は「動く美術館」とも称される。
そして、平成26年から49年ぶりに再び「後祭」が復活し、また幕末に焼失した大船鉾が150年ぶりに復活を遂げてますます大きな賑わいとなっている。
「祇園祭の歴史」
●平安時代中期/祇園祭の誕生
祇園祭は八坂神社の祭礼で、古くは「祇園御霊会」と呼ばれていた。祭りの起源は貞観11(869)年、全国的に疫病が流行し、疫病退散の神事を行ったことに始まる。
●平安時代後期~鎌倉時代/山鉾の登場
天録元(970)年からは毎年行われ、次第に町衆も祭りの主役となり、現在の山鉾の原形となる。
●室町時代/33年の空白
室町後期の応仁の乱の為、33年間途絶えるが、明応9(1500)年に町衆の手で再興され、町の象徴として山鉾の大型化・装飾化が進んだ。
●安土桃山時代~江戸時代/祭りの盛況と三度の大火
「寄町制度」を制定し、祇園祭は盛大に。
●明治時代~現代/祭りの近代化
太陽暦の採用から、6月の祭りが7月に変わり、「祇園社」は「八坂神社」に改称された。戦時中は4年程全面休止になったが、終戦後に復活し、昭和27年には29基が巡行。
その後、観光客増加により、山鉾巡行ルートが変更となり、昭和41年には「前祭」と「後祭」が統一され17日に山鉾巡行がされるようになった。
「祇園祭の主な行事」
7月2日の「くじ取り式」に始まり、31日の「夏越祭」まで、1ヶ月にわたって様々な神事が行われ、京の街が祇園祭一色に染まっていく様子についてのお話がありました。
●くじとり式 2日
●山鉾建 前祭10日~14日 後祭18日~21日
●神興洗式 10日
●山鉾曳初 前祭12日~14日 後祭20日
●長刀鉾稚児社参 13日
●宵山 前祭14日~16日 後祭21日~23日
●前祭の山鉾巡行 神幸祭 17日
●後祭の山鉾巡行 還幸祭 24日
●疫神社 夏越祭 31日
祇園祭の真の姿についてたっぷりと紹介していただき、深く内容を知る事により、今後の祇園祭をより一層楽しむ事ができる非常に為になる内容でした。
引き続き、講演2「同志社大学での学生生活」をテーマに経済学部3年次生 大谷 優理子さんより講演いただきました。
映像を使用しながら1日の過ごし方、時間割の取り方、履修登録と講義、ゼミ、海外インターンシップについての構成です。
「時間割の取り方・履修登録と講義について」
●一日に科目を詰め込みすぎない。90分授業の為、集中できるのは1日3科目まで。
●昨年度の成績評価(得点分布)よりも講義内容と担当教員で判断。
大谷さんは英語・中国語・専門科目を中心に取られています。自分にとって何が必要かの見極めが重要。
●履修中止を有効に利用。
●教室の前方(教員の目の届きやすい場所)で受講する。
●講義後すぐ質問できるように、疑問点などを洗い出しておく。
●試験範囲が広い為、計画的に勉強する。
「ゼミについて」
これから行われる2年生のゼミ選考について様々なアドバイスを頂きました。
●2年次生の秋学期から、担当教員の指導下で行われる少人数での研究活動。
●夏季休暇開始前後に、担当教員により選考が行われる。
●ゼミによっては週1コマの演習科目に加えて、学生のみで行われるサブゼミや、担当教員が開講する演習科目にも出席する。
●横のつながりだけでなく、OBやOGとの縦のつながりの強いゼミが多い。
●ゼミの内容は、多種多様。活動頻度や忙しさもゼミによって全く異なる。
「海外インターンシップについて」
海外インターンシップを経験するにあたって、得られる内容を説明していただきました。
海外インターンシップに参加するには、相当の成績が必要であり、例えばTOEIC700以上等、日頃から目標をもって学業に取り組む事が大事である。
●8月下旬~9月上旬の2週間程度、海外進出している日系企業でのインターンシッププログラム。
●派遣先によっては、現地スタッフによる外国語(英語)での指導や、成果報告のプレゼンテーションが課せられる。
●日本とは全く異なるオフィスの空気感や働き方を通して、「国際社会で働く」事を体感できる。
●現地駐在員の日本人と交流を深め、その人の仕事観や会社に対する率直な考えを伺う事ができる。
大谷さんはご自身の目標を強く持ち、それに適した履修を組むことにより、海外インターンシップや様々な事に結果として表れていらっしゃる学部内でも優秀な方です。非常に参考になるお話でした。
全体会はこれで終了し、2年次生から4年次生のご父母には、「個人面談」を、1年次生のご父母には沼井事務長によるお話がありました。 「個人面談」には14名の先生方にご参加いただき、成績表を見ながら、日頃の不安や悩みの相談にのっていただけました。
京都会場父母会を開催するにあたり、ご参加くださいましたご父母の皆様、先生方、朝早くから運営に携わってくださいました経済学部事務室の皆様、遠くからお越しいただいた役員の皆様、本当にありがとうございました。
同志社大学経済学部父母会では、このような父母会行事を、ご父母の皆様の意見交換の場として、どんどんご利用していただきながら、お子様や同志社大学へのご理解をより一層深めていただきたいと思っています。
また、委員登録をしていただきますと、同じ学年や別学年のご父母との交流や、様々な情報をメールにてお知らせする事ができます。
同志社大学経済学部父母会のホームページから登録が可能ですのでお待ちしております。
これから、秋以降も京都会場にて行事開催を予定しております。
是非、ご参加いただき有意義な1日を過ごしていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
阪神支部長 日比野 明子
お問い合わせ
同志社大学 経済学部父母会
〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入ル
TEL:075-251-3523
FAX:075-251-3136
E-mail:kei-fubo@mail.doshisha.ac.jp