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岐阜父母会レポート
2017年9月7日
H29年9月2日(土)13時より、JR岐阜駅前の「じゅうろくプラザ」小会議室1にて、約25名の会員様にお越しいただき、父母会岐阜会場が開催されました。
父母会会長、丹羽一之様のご挨拶の後、父母会参与、宮本 大教授よりご挨拶をいただきました。
引き続き、宮本教授からは、経済学部の学びについて、スクリーンでのご説明をいただきました。
[専門科目のカリキュラム構成]
大学の学期を春学期・秋学期の4年間、計8学期、8セメスタとする。
[1年生の1セメスタ]
導入科目、基礎科目、基幹科目を習得
その中で、歴史系、数学系、統計系数学の分析
[1年生の2セメスタ 2年生の3セメスタ]
ベースとなるものを活かした勉強期間
[2年生の4セメスタ]
ステップアップしながらの勉強期間
[経済学部の学びの特徴]
積み重ね方式で組み立てられているカリキュラム
他学部に比べて、柔軟な語学履修が可能
例:情報言語
充実した情報教育
ゼミ活動
経済学部独自の「海外インターンシップ」
2年次、3年次の10名
例:みずほ銀行デュセルドルフ支店 2名
例:海外の某工場に入った作業
宮本教授 出かける前より大きく成長をしたとお感じになる。
国際交流
海外の大学との交流
ディベート大会・ビジネスプラン大会
<2017年のビジネスプラン大会>
審査員:星野リゾート人事課
約30チームがアイディアを出す。
学生プロジェクト
大学が予算をつけてバックアップする。
例:西岡ゼミ ルーマニアブカレスト大学と交流
<インターンゼミ>
女性問題を考えるシンポジウム
数学に関するサポート
希望者に夏休みに数学補習講座の実施
レベルに応じたきめ細かい数学科目の設置
理論以外の歴史、環境、情報科目の設置
[経済学部の卒業後]
社会・企業が若い人に求めているもの
主体性・実行力・課題発見、解決能力
社会の変化がもたらすもの
*技術革新による働き方の変化
20年後には、現在の職業の50%が人工知能に取って代わる。
20年後の65%の人が現在、存在しない職業に就くと予測される。
*グローバル化による社会のボーダレス化
自分の従事する仕事が変わっていく可能性が高い。
同じ会社にいても同様の変化が起こる。
経済学は、主体的な課題発見・解決力を育成するよう体系立てられている。
[2016年度の就職状況]
男子学生97.9% 女子学生99.6% 平均98.4%が就職
<進路グラフ>
男子学生・女子学生合わせて、半分の学生が金融・メーカーに就職
[就職活動についてのスケジュール]
<経団連に加盟している会社>
*3/1 解禁 6/1 内々定式 10/1内定式
<インターンシップ>
昔は、インターンシップの参加不参加に関係なく、採用不採用が決定されていた。
現在は、インターンシップの時点で、セレクションが行われている。
入社希望の会社のインターンシップには参加が必須。
<行動に起こすこと>
インターネットの情報だけでなく、そこで働いている、OB、OGの話を聞く。
[就職活動をする子供への接し方]
子供の特性を一番知っているのは両親
子供が自己分析をしている時、客観的な視点から、一般論でない、自分のオリジナルの体験からの話をする。
[じゅうろく銀行・塩見様]
昭和62年 同志社大学商学部をご卒業
自由滑脱な学風の4年間で、人間が変わるものがあるのが同志社大学
じゅうろく銀行への同志社大学の入行は、年間4人~5人
3,000人の行員のうち、約120名が同志社大学の卒業生
銀行内でも、4番目に大きい派閥である。
昭和62年に大学を卒業した時、一流企業であったが、その後、経営破たん
した会社
*山一証券 *シャープ *東芝
あの時、誰が、今を想像できたであろうか!
現在、銀行家として、遍くの企業とつきあい、働く中に、30年前、あそこに入っていれば良かったと思う会社は、岐阜県内に多数存在する
ブランドだけに、惹かれることなく、自分に合った企業選びが大切である
◆講演 : 岐阜県へのUターン就職について
講師 岐阜県庁 商工労働部 産業人材課 人材確保係 係長 森島恵理子氏
森島様は、一度、県外の会社に就職されましたが、県外で働く中に、岐阜県の良さを再認識され、岐阜県庁で働かれることになりました。
岐阜県は、全国の11の大学と「就職締結書」を交わしている。
同志社大学には、2016年8月、関西圏の大学として、一番早く、岐阜県知事と同志社大学学長のあいだで、「就職締結書」を交わした経緯がある。
岐阜県内の有効求人倍率は1.27倍で、平成27年以降、上昇傾向にある。
職種を選ばなければ、就職を求める全ての人に、仕事はある。
介護職においては 3.0倍、4.0倍の有効求人倍率
但し、事務職は1.0倍を下回っており、職種を選ぶと思ったところに就職できない現実がある。
就職のミスマッチにより、「七・五・三 現象」があらわれる。
中卒 七割 高卒 五割 大卒 三割の離職率
<県内企業数> 約7万5千社
*大企業 約100社
*上場企業 約 30社
☆99.9%が中小企業
岐阜県では、取り組みとして、その道を5年以上極めた方、通称「エキスパート人材」のヘッドハンティングを都市部から行っている。
製造業が盛んで、県南西部の西濃地区では、自動車関連の優良企業が多く、飛騨地区では、化学薬品関連の優良企業が多い。それらを「隠れ優良企業」と呼んでいる。
<隠れ優良企業の一つ>
*OEM企業
OEMとは他社ブランドの製品を製造すること、または、その企業
OEMは家電、食品、自動車メーカーなどの様々な業種で使われている。
県内でのOEM企業の例を挙げるとすると、コーヒーカップの製造
先輩の声として、自分の仕事で、製品が完成する誇りと責任
優良企業とは、100年続く長寿企業で、確かな経営理念を持つ会社である。
<ワークライフバランス推進企業の支援>
その中でも、<<エクセレント企業>> 69社にマークの授与を行って
いる。
*社内に育児所・保育所を持っている会社
*男性に育児休業の取得を推進している会社
<岐阜県総合人材チャレンジセンター(愛称:ジンチャレ)の設置>
職業紹介・職業相談を扱うハローワークと生活就労相談・キャリアカウン セリングを行うジンチャレを提携させ、働く人の応援活動を行う。
<商工会議「岐阜で働こう岐阜ジョブガイド」の開催>
*2016年 12/1 、12/2に岐阜メモリアルにて開催
「オール岐阜 200社」のブースが立ち並び、プレゼンコーナーを
設け、大学1年生、2年生、3年生+保護者の約1,600人が
来場した。
*2017年 2月 合同企業ガイダンスを開催
ご講演の中で、森島様のローカルな場所でグローバルに働くのお言葉が印象的でした。
また、一億総活躍が叫ばれる昨今、働く女性のお手本である、森島様の真摯なお姿は私達の目指すところでありました。
[個人面談会]
2年生以上のご父母で、希望者には、随時、成績について、就職についての
面談を行いました。
宮本 大先生、横井和彦先生が担当してくださいました。
参加者からは、
「先生と、ゆっくり、丁寧なお話ができました。」
「名古屋会場でも、面談をさせていただきましたが、岐阜会場でも、親身になって、色々な情報をくださり、有り難かったです。」
等々のお言葉を頂戴しました。
[グループ懇談会]
1年生のご父母には、沼井事務長より、学生生活を送るにあたっての注意点のお話があり、個人が企業とのコラボレーションにより、商品開発をした例を挙げられ、これこそ究極のインターンシップであるとの一例をお示しくださるなど、わかりやすく、楽しいお話も拝聴できました。
皆様のご協力で、父母会岐阜会場を終了することができ、本当に有り難うございました。
お忙しい中、ご来場くださいましたご父母の皆様、先生方、お力添えをくださいました事務室、父母会事務局の皆様に、心よりの感謝を申し上げます。
中部支部長 飯尾 玲子
お問い合わせ
同志社大学 経済学部父母会
〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入ル
TEL:075-251-3523
FAX:075-251-3136
E-mail:kei-fubo@mail.doshisha.ac.jp