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熊本父母会レポート
2018年6月1日
5月27日、JR熊本駅前のくまもと森都心プラザにて10名余のご父母の皆様にお越しいただき、熊本会場支部会を開催しました。
委員登録のお願いに終始した私のお粗末な挨拶で始まりましたが、中島恵利子支部長の知性溢れるご挨拶で見事フォローしていただき、父母会参与の横井和彦教授へと無事にバトンをお渡しできました。
横井教授からは、経済学部は一学年900名近い学生を擁する大所帯なので、30人程度の少人数での学びを重視し、1年次から導入科目である基礎演習やその後のエコノミクス・ワークショップを通じての仲間作り、今後必要となるプレゼンやディベートの練習、論文やレポートの作成訓練等を行い、しっかりと将来に向けての足場固めをしている事。
そして同志社では2年次の秋からゼミが始まるので、自分が何を学びたいのか、そのためにはどのゼミを選ぶべきなのか、しっかり考えてゼミの選考に応募することが、今後の大学生活にとってたいへん重要となる事等をお話しいただきました。
続いて、熊本県雇用創生課が昨年立ち上げた熊本県UIJターン就職支援センターから野村雅美様と井尻美香様をお招きしてご講演をいただきました。地方出身者の約45%が出身市町村へのUターンを希望しているというデータもあるなかで、なかなかその実現ができていないのが現実だそうです。
地元の、特に中小企業では企業情報自体入手しづらいこともあり、初めから就活対象企業と見られていない点などに注目して、規模の大小を問わず「ブライト企業」(熊本県の造語で、働く人がいきいきと輝き、安心して働き続けられる企業)を認定し、当該企業の情報を提供する取り組みを開始しました。選考の基本的要件は、
①従業員とその家族の満足度が高い
②地域の雇用を大切にしている
③地域社会・地域経済への貢献度が高い
④安定した経営を行っている
以上の4項目であり、昨年度は194社が認定されました。
(しかしながら、県下最大の某銀行がなんと未認定、自身の勤務経験から推測すると納得の“そだねー”か⁈)
また、特に気になるお話がありました。近年、スマホやタブレット端末にあまりにも慣れ過ぎていて、日常的にほとんどパソコンを使わない、結果パソコンを使えない学生が増えていると懸念を示す企業が意外に多いそうです。
この対策として、同センターでは就職後のフォローアップの一環で、要予約ながら、パソコン指導にも対応してくれています。
本学や同志社女子大へも年4回ほど訪問を予定しているようで、Uターン希望の学生獲得に県もようやく本腰を入れ始めたと実感しました。
最後に経済学部事務室より、学業、特に単位取得に関する注意点を中心に明瞭な説明があり、総会の部を終了しました。
後半は、横井教授お一人で個人面談をこなしていただいている間、ご父母同士学年を超えて交流する機会を持つことが出来たのは、少人数会場ならではの収穫だったと思います。
最後に、本会の開催にあたりご尽力いただきました横井教授、経済学部事務室ならびに父母会事務局の皆様に心より感謝申し上げます。
父母会副会長 亀﨑 宏
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同志社大学 経済学部父母会
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