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博多父母会レポート
2018年6月26日
6月17日(日)、JR博多駅ビル会議室において父母会博多会場を開催しました。
西垣須美子会長の挨拶で始まり、経済学部長の谷村智輝教授にもご挨拶いただきました。
谷村学部長はいきなり、「自分の子どもが毎日朝ごはんを食べているか御存じですか。」と切り出されました。意外に思われるかもしれませんが、朝ごはんと学生生活をきちんと送られるかということには相関性があるとのこと。毎日規則正しく朝ごはんを食べて生活をスタートさせることがやっぱり大事なのだそうです。
そして、経済学部という学部の可能性と魅力についてお話しいただきましたが、特に興味深かったことをご紹介します。
経済学部では、学生の自発的な学習・研究をサポートする機会も提供されていて、その一つが「学生プロジェクト」です。学生自らが定めたテーマに基づき、6カ月、1年単位で企業等と連携して商品開発等に携わり、問題点の発見、解決策の実行、その成果までを体験するというものです。また、「海外インターンシップ」についても紹介されましたが、費用が安いことにはびっくりしました。お話をお聞きになって興味を持たれた方も多いと思います。
さて、メインの講演。講師の先生は、福岡の龍王寺というお寺のご住職と伺っていましたので、勝手に袈裟衣の僧形の方を思い描いておりましたが、ご本人が登場されるとわれわれの想像は完全に裏切られてしまいました。
まずは自己紹介から。人生を思い悩み、やりたいことがなかなか見つからず、バックパッカーとして海外を回ったことや学生の就活支援など、爽やかな風貌からは想像もできない型破りな生き方にまたしても驚かされました。いつの間にか、皆、人間「太田信知」にすっかり魅了されてしまいました。
講演のタイトルは、「地元で働きたいお子様にお伝えいただきたいこと」。
最近、地元での就職を望みながら後にその選択を後悔する若者も増えているそうで、そんな後悔をしないためには、「気づく」、「考える」、「行動する」の3つのポイントを押さえておくことが必要ということでした。就職の際には、親に相談した、影響されたという学生が多いそうです。また、就職先に地元を選ばない理由は、「地元には志望する企業がない」、「働きたい企業がない」。逆に地元を選ぶ理由として、「自分の意思」、「実家から通えて経済的に楽」が大半を占めているのは意外でした。
結局、親は相談に乗ってアドバイスはしても自分の意見を押し付けたりしてはいけない。本人が理解して自分で考え行動することで、主体的に人生を歩むことになる。なかなか難しいことですが、心がけたいと思いました。
講演後、「先生のそんな生き方にご両親は何もおっしゃいませんでしたか。」という質問に、「母は、応援してくれていたと思います。」信じ合う心が人を強くするのですね。
講演前後の時間を利用して、沼井事務長から成績表の見方、単位取得における留意点などについて詳細にご説明いただきました。
また、閉会後、個人面談に移りましたが、待ち時間を利用して学年ごとに集まっていただき父母同士で交流することができました。
本会の開催にあたりましては、谷村学部長、父母会役員の皆様、経済学部事務局並びに父母会事務局の皆様に多大なご尽力をいただきまして、有意義な会にすることができました。皆様に感謝申し上げます。
九州支部長 中島恵利子
お問い合わせ
同志社大学 経済学部父母会
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